『牧野日本植物図鑑』のAPG対応版です。近年、わが国でも被子植物の分類に、APGシステムが広く受け入れられています。植物園や博物館などでもこの新しい分類に基づく展示を見かける機会が格段に増えてきました。被子植物については、2016年に発表された最新の「APGIV」に従っています。今回の改定では、新しい分類体系による、配列および学名の変更を中心に行い、最近発見された新種や、園芸市場でよく見かける植物など、若干の種類の追加を行っています。本図鑑に収録されている植物は、日本に自生し一般によく知られている野生植物(草本と木本)を第一とし、それに代表的な栽培植物、帰化植物を加えました。本書は、裸子植物81、被子植物4422、大葉シダ植物304、小葉植物24、コケ植物95、シャジクモ類22、藻類140、菌類78、地衣類30の計5196件(種・亜種・変種・品種を含む)を収録しています。

出版社からのコメント

世界的な植物学者・牧野富太郎の『牧野日本植物図鑑』の最新版です。最新の被子植物の分類体系であるAPGシステムによる分類に改訂しました。初版以来の伝統を守り、1種類ごとの図版と解説で「もっとも詳しい」「もっとも見やすい」国内最大級の植物図鑑です。